【初心者向け】楽天証券・SBI証券・マネックス証券を徹底比較|NISA口座はどこで開くべき?

2025/08/30

投資・お金

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NISA口座をどこで開くか比較する記事のサムネイル(楽天証券・SBI証券・マネックス証券の徹底比較)

証券会社選びがNISAの成果を左右する理由

NISA口座は一度金融機関を選ぶと、その年は基本的に変更できません。投資信託の本数、ポイント制度、米国株の扱いなど、どの証券会社を選ぶかで投資体験は大きく変わります。
特に初心者にとっては「どこで始めるか」がモチベーションやコストに直結するため、最初にしっかり比較しておくことが大切です。


楽天証券の特徴・メリット・デメリット

楽天経済圏の強みを生かしたサービスが最大の魅力です。投資信託の取扱数は約2,500本以上、つみたてNISA対象も多数揃っています。楽天カードや楽天キャッシュを使ったクレカ積立では最大1%のポイント還元があり、普段の楽天市場利用とも組み合わせやすいのが強みです。

メリット

  • 楽天ポイントが貯まる&使える(カード積立・残高連動還元あり)
  • 投資信託の本数が豊富で初心者から中級者まで使いやすい
  • アプリや投信検索ツールが充実
  • iDeCoの取扱は37本、運営管理手数料無料

デメリット

  • 楽天経済圏に依存していない人にはメリットが薄い

SBI証券の特徴・メリット・デメリット

ネット証券最大手で、取扱商品数・手数料・ツールすべてにおいてバランスが良い証券会社です。投資信託は2,600本以上と国内最多クラスで、米国株の取扱数も非常に多く、手数料も業界最低水準。Vポイント(旧Tポイント)との連携で投信マイレージやカード積立も可能です。

メリット

  • 投資信託の取扱数は国内最多クラス(2,700本以上)
  • 米国株の銘柄数・手数料水準もトップレベル
  • Vポイントが貯まる/使える
  • iDeCoの取扱は38本、業界最多クラス

デメリット

  • サービスが多機能すぎて初心者にはやや複雑
  • キャンペーン内容がやや分かりづらいことがある

マネックス証券の特徴・メリット・デメリット

楽天・SBIに比べて知名度は劣りますが、独自の強みを持っています。特に米国株に強く、IPOや新興市場の取扱にも積極的です。マネックスポイントはdポイントなどに交換可能で、アプリは初心者にやさしいUI設計です。

メリット

  • 米国株・IPOに強みがある
  • アプリが直感的で初心者にも扱いやすい
  • d払いなどとポイント連携できる
  • iDeCoも対応(28本、2024年3月時点)

デメリット

  • 投資信託の本数は楽天やSBIに比べて少なめ
  • 楽天・SBIのような経済圏の強みは弱い

個別株の分析には、マネックスの定番ツール銘柄スカウターがとても便利です。主要指標の推移や業績グラフを一画面で確認できます。詳しくは解説記事で使い方をまとめています。
👉 【初心者にも使いやすい!】銘柄スカウターとは?マネックス証券で無料で使える長期投資家向けツール


楽天証券・SBI証券・マネックス証券の比較

比較項目 楽天証券 SBI証券 マネックス証券
投資信託の取扱数 約2,600本以上 約2,700本以上 約200本(インデックス型中心)
国内株式の取引手数料 最低水準 最低水準 最低水準
米国株式の対応 取扱あり 取扱数・手数料ともに業界トップ 米国株に強い
NISA対応 つみたて対象商品多数、クレカ積立可能 幅広い商品に対応、iDeCoも強い 成長投資枠で海外株・IPO対応
ポイント制度 楽天ポイント Vポイント マネックスポイント(dポイント交換可)
アプリ・ツール 投信スーパーサーチなど多機能 投信パワーサーチなど情報豊富 初心者向けUI
iDeCo 37本 38本 28本

※数値・条件は2025年時点の情報です。最新情報は各公式サイトをご確認ください。


どんな人にどの証券会社がおすすめ?

  • 楽天証券がおすすめな人:楽天市場や楽天カードを日常的に使っている/ポイント還元をフル活用したい人
  • SBI証券がおすすめな人:米国株やiDeCoも含めて幅広く投資したい/商品数の豊富さを重視する人
  • マネックス証券がおすすめな人:米国株やIPOに挑戦したい/アプリでシンプルに管理したい人

ポイント還元は「おまけ」と考える

証券会社選びでよく話題になるのが「ポイント還元」ですが、私はあくまでおまけ程度に考えています。
私自身もSBI証券のポイント還元に惹かれて新NISAを始めましたが、途中で改悪されて還元率が下がってしまいました。
とはいえ長期運用である以上、やめて移管するのは手間やコストが大きく、結局はそのまま利用しています。

ポイント還元は改悪される可能性があるため、最初から「使いやすさ」や「自分に合った投資商品」があるかどうかを重視して証券会社を選ぶのが安心だと思います。

あわせて、「銀行でNISAはダメ?」の考え方も整理しています。イオン銀行を例にメリット・デメリットをまとめたので、金融機関選びの参考にどうぞ。
👉 銀行でNISAはダメ?イオン銀行を例にメリット・デメリットを解説


まとめ

私は楽天証券とSBI証券とマネックス証券の口座を実際に持っていますが、基本的に普段利用しているのはSBI証券です。
ただ、個人的にもアプリは楽天証券の方が分かりやすいと思っており、ちょっとした空き時間に気軽に使えます。
マネックスは米国株やIPOに強く、分析ツールも使いやすいのでiDeCoを含めた本格運用にも十分選択肢になります。

大切なのは「自分の生活スタイルや投資スタンスに合った証券会社を選ぶこと」。
まずはどんな投資をしたいのか考えて、それに合う証券会社で口座を作るのがベストです。

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