インデックス投資は握り続けるしかない
投資を始めると、多くの人が耳にする言葉があります。
「暴落は必ずやってくる」
この言葉の意味を、私は投資を続けるうちに実感してきました。
とくに印象的だったのは2020年のコロナショック。
あの時は株価が一気に下がり、私の投資信託も見る見るうちに評価額が減っていきました。
そこまで資産額が大きくなかったですが全体的に含み損というのは、やっぱりインパクトが大きい。
ただ、不思議なことにコロナショック後の回復はとても早かったんですよね。
気づいたら株価は戻っていて、さらに上昇トレンドに。
あの経験から、私は「やっぱりインデックス投資は握り続けないといけないんだ」と確信しました。
とはいえ、私が実際に体験した暴落はコロナショックだけ。
リーマンショックのような「もっと深刻な下落」は経験していません。
だからこそ気になったんです。
「もし今、リーマンショック級の暴落が来たら私の資産はどのくらい減るのか?」
今回はその疑問を、ChatGPTにシミュレーションしてもらい、実際の数字を使って検証してみました。
コロナショックとリーマンショックの下落幅の違い
まずは過去の下落幅を振り返ってみます。
- コロナショック(2020年)
日経平均株価は2万4千円近くあった水準から、一気に1万6千円台まで下がりました。
下落率にするとおよそ ▲30%。 - リーマンショック(2008年)
アメリカの投資銀行リーマン・ブラザーズが破綻したのをきっかけに、世界同時株安となりました。
日経平均はピークの1万8千円台から、最安値では7千円台へ。
下落率はなんと ▲60%前後 に達しました。
数字で見ると、コロナショックは確かにインパクトがありましたが、リーマンショックはその倍近く、まさに桁違いの下げだったことがわかります。
私が実際に体験した「コロナショックの含み損」も十分怖かったのに、もしあれの倍近くの下げが来るとしたら…。
想像するだけで胃が痛くなるような感覚です。
8月末時点の私の資産内訳
では、具体的に私の資産でシミュレーションしてみましょう。
2025年8月末の資産合計は 約960万円 でした。
内訳はこんな感じです。
- 投資信託(iDeCo含む):約540万円
- 株式(現物):約270万円
- 預金・現金・債権:約155万円
この中で、暴落の影響を大きく受けるのは「株式」と「投資信託」。
つまり 資産の8割近く がリスク資産です。
リーマンショック級の下落をシミュレーション
仮にリーマンショック級の下落=「株式・投資信託が▲50%」になったと想定して計算すると…
- 投資信託:約540万円 → 約270万円(▲約270万円)
- 株式:約270万円 → 約130万円(▲約140万円)
- 預金・現金・債権:約155万円(そのまま)
➡ 合計:約960万円 → 約560万円
つまり、一気に約400万円が吹き飛ぶ計算になります。
割合にすると 約▲42%の資産減少。
私が経験したコロナショックでは、せいぜい数十万円の含み損でした。
それと比べると、今回のシミュレーションは桁がひとつ違う。
もし本当に起きたら、精神的ダメージもかなり大きいと思います。
暴落を想定して心の準備を
ここまで数字を出してみると、改めて「リーマン級は怖い」と実感しました。
資産の4割が一時的に消えるというのは、やはりショックが大きい。
でも、同時に見えてくる安心材料もあります。
- 現金はそのまま残る
- 国債はリーマンショック時にも大きく下がらなかった安全資産
- 投資信託や株式も「ゼロ」になるわけではない
- 配当金は減配リスクはあるが、完全に消えるわけではない
つまり、暴落は確かに資産を大きく減らすけれど、全てを失うわけではない。
長期投資家にとって一番大事なのは「耐えること」だと思います。
コロナショックのときも、狼狽売りせずに持ち続けた人が、その後の回復をしっかり受け取れました。
リーマン級が来ても、基本的なスタンスは同じはず。
今回の計算はChatGPTに数字を入れてシミュレーションしてもらったものです。
AIを使うと「もしも」の想定をすぐに数字で確認できるので、便利だと感じました。
まとめ
- コロナショックは▲30%の下落、リーマンショックは▲60%。
- もしリーマン級が来たら、私の資産約960万円は 約560万円まで減少(▲約400万円、▲42%減)。
- 想像するとかなり怖いけれど、それでもインデックス投資は握り続けるしかない。
- 現金と国債は暴落時にも残る安心資産。
- 暴落を「いつか来るもの」と想定しておくことで、メンタル面での備えができる。
投資は「資産を増やす喜び」だけでなく、「減るときにどう耐えるか」も試されるもの。
今回シミュレーションしてみて、改めてそのことを意識できました。
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