【2025年版】私が長期保有する小売株3選|ジョイフル本田・丸井・ビックカメラを紹介

2025/09/18

投資・お金

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長期保有におすすめの小売株3選 ジョイフル本田・丸井・ビックカメラ

生活に密着している「小売株」は、優待・配当・実店舗の強みなど、長期保有の楽しみが多いジャンル。この記事では、私の大好きなイオン(8267)は別記事で紹介済みのため除外し、ジョイフル本田(3191)/丸井グループ(8252)/ビックカメラ(3048)の3銘柄を最新データと共に比較します。最後に、私が「なぜ持ちたいか」という視点も添えます。

主要指標の比較(2025年9月18日時点)

配当利回り・PER・PBR・ROE・自己資本比率(財務健全性の目安)を一覧化。株価水準は当日終値付近の概況です。

銘柄 株価目安 配当利回り(予) PER(予) PBR(実) ROE(実) 自己資本比率(実) メモ
ジョイフル本田(3191) 約2,203円 3.81% 16.91倍 1.09倍 6.86% 73.6% 資産型経営(郊外大型HC)
丸井グループ(8252) 約3,287〜3,314円 3.99% 21.07倍 2.44倍 10.65% 23.4% 小売+金融。※株主優待は2022年で廃止
ビックカメラ(3048) 約1,700円前後 2.34% 17.25倍 1.81倍 9.61% 31.8% 優待人気/都心&インバウンド

出典:各銘柄のYahoo!ファイナンス指標ページ(配当利回り・PER・PBR・ROE・自己資本比率)。ジョイフル本田の参考指標(自己資本比率73.6% ほか)は同ページの「参考指標」欄、丸井・ビックカメラも同様。

数字から読む“長期保有の素質”

1)ジョイフル本田(3191)— 高自己資本比率×資産型経営

  • 自己資本比率73.6%は国内小売の中でも屈指。財務のクッションが厚く、不況時の耐性に期待。
  • 配当利回り3.81%でインカムの手堅さ。PERは16.9倍で過度な割高感は小さい。
  • 郊外の超大型ホームセンターという独自フォーマットは、競合と単純比較されにくい強み。

おすすめポイント:DIY・園芸・リフォーム商材は生活密着で景気が悪い時も一定需要が続く印象。実店舗の「体験」が強く、独自モデル×厚い財務は長期で安心材料。

2)丸井グループ(8252)— 小売+金融の二刀流でROE10%台

  • ROE:10.65%と資本効率が高め。配当利回りも約4%で長期保有しやすい。
  • 小売に加えてカード(エポス)等の金融収益が景気の波をならす役割。
  • 自己資本比率:23.4%で、過度なレバレッジに依存しない財務。
  • 株主優待は2022年9月を最後に廃止され、現在は配当中心の株主還元。

おすすめポイント: 消費が弱くてもカード決済は回り続ける。事業ポートフォリオのバランスが長期の安心感に。

3)ビックカメラ(3048)— 優待の実用性×インバウンド回復

  • 配当利回り2.34%は控えめだが、実需で使いやすい買物優待が人気。
  • PER17.25倍・PBR1.81倍はほどよい水準。ROE9.61%と収益力も安定。
  • 自己資本比率31.8%と財務も健全。都市型+インバウンドで回復余地。

おすすめポイント:優待で生活家電や日用品の“実利”を取りにいける。都心立地と訪日需要は長期の追い風になりやすい。

注意点とリスク

  • 小売は景気・人件費・原材料・為替の影響を受けやすい。特に家電は価格競争が激しく、粗利がぶれやすい(ビックカメラ)。
  • 大型店モデルは設備投資・固定費が重くなる傾向(ジョイフル本田)。
  • クレジット事業は与信・規制の影響を受ける可能性(丸井)。
  • 丸井グループは株主優待を2022年9月で廃止。現在は配当や事業の安定性を重視して評価すべき銘柄。
  • 自己資本比率は銘柄ごとに差がある。低めに見える場合もあるが、業態特性やキャッシュフローを合わせて判断する必要がある。

買い方メモ(長期保有向けのスタンス)

  1. 配当+自己資本比率で「守り」を確保(ジョイフル本田/ビックカメラ)。
  2. ROEと事業ポートフォリオで「攻め」を検討(丸井の金融収益)。
  3. 短期の指標変動に飛びつかず、四半期決算とIR方針で中期トレンドを確認。
  4. 優待は“お得”だが目的化しない。総合利回り(配当+優待)と事業の持続性で判断。

まとめ|長期保有で安心できる小売株3選

今回紹介した3銘柄は、それぞれに長期保有をおすすめできる理由があります。

  • ジョイフル本田: 高い自己資本比率と独自フォーマットで財務の安定感があり、長期保有に安心感。
  • 丸井グループ: 小売+金融の二刀流で収益源が分散。ROEも高く、株主還元にも積極的。
  • ビックカメラ: 実用性の高い株主優待と、インバウンド需要の追い風が魅力。

いずれも生活に身近な業態で安定感があり、数字でも裏付けがある銘柄です。小売株に長期的な安心感と楽しみを求める方におすすめできます。

※本記事は特定銘柄の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身でお願いいたします。
指標値は執筆時点(2025-09-18)の公表データに基づきます(今後変更の可能性あり)。出典:Yahoo!ファイナンス指標ページ、各社IR 等。

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