「投資はギャンブル」と思っていた私が変わった理由

2025/09/17

投資・お金

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投資はギャンブルじゃない理由を解説する記事のサムネイル

「お金持ちっていいな〜」「え、投資なんてして借金になったらこわいよ…」 投資を始める前の私は、本気でそう思っていました。 でも今では、過去の自分に「さっさと投資の本を1冊でも読んで、早く積立設定しなさい」と言いたくなるくらいです。

投資はギャンブルなのか?

「投資ってギャンブルでしょ?」「どうせ儲かる人は一部の限られた人なんじゃないの?」――投資をまだ始めていなかった頃、私自身もそう思っていました。 実際、周りの友人からも「◯◯は株で負けて借金返済中らしいよ」と、株式投資で借金を作った知人の話を噂で聞いたり。 日本では特に「投資=ギャンブル」というイメージが強いですよね。

私も最初はそのイメージが拭えず、投資を始めるのがとても怖かったです。 「せっかく稼いだお金が一瞬でなくなったらどうしよう」「勝ち組は特別な情報を持っている人だけなんじゃないか」と疑っていました。 でも調べて実際に始めてみて、投資がギャンブルと思われる理由と、負けない投資の仕組みに気づきました。

この記事では、投資とギャンブルの違いを整理しながら、「儲かる人はずるいのでは?」という疑問にも触れていきます。 これから投資を始めようと思っている人が、少しでも安心できるきっかけになれば嬉しいです。

投資とギャンブルの違い

まずは「投資=ギャンブル」と言われる背景を考えてみましょう。 両者には「お金を増やすためにリスクを取る」という共通点があります。だからこそ混同されがちです。 でも本質はまったく違います。

ギャンブルは短期的で運任せの側面が強く、胴元が利益を取るため期待値がマイナスになる仕組みです。 例えばパチンコや宝くじは「一時的に勝つ人」はいても、長期的に見れば参加者全体では必ず損をする構造になっています。

一方で投資は、企業や経済の成長にお金を託し、長期的には期待値がプラスになる仕組みです。 株式市場全体の成長は「世界経済の右肩上がり」に連動します。 もちろん短期的には値動きがあり下がることもありますが、分散投資をして長期で保有するほど損失リスクは小さくなります。

ただし注意したいのは、投資とよく混同される投機的な取引です。 例えば株のデイトレードやFXの短期売買は、値動きのわずかな差益を狙うため、リスクが非常に大きく、借金を抱える人も少なくありません。 私が「投資=ギャンブル」と思ってしまった背景にも、株で借金を作った知人の話がありました。 これはまさに投資ではなく投機の例です。

ここで強調しておきたいのは、普通の投資は借金にはならないという点です。 株式や投資信託をNISAや特定口座で買う場合、あらかじめ入金した現金の範囲内でしか購入できません。 つまり自分が持っているお金以上の損失が出ることはないのです。

一方で「借金になった」という人は、信用取引やFXのようなレバレッジをかける投機的取引をしているケースがほとんどです。 値動きが予想と逆になれば、手持ち資金を超える損失を抱えてしまう可能性があります。 だからこそ、初心者はまず現物取引だけで積立投資をするのが安心なのです。

また、世界経済がこれまで右肩上がりで成長してきたことは事実ですが、未来も必ずそうなると確約されているわけではありません。 だからこそ、金融庁は「長期・積立・分散」を基本原則として推奨しています。 これは、未来は不確実でも、長期的に分散して少しずつ積み立てることでリスクを抑え、成果を安定させやすいという考え方に基づいています。 一度に大きく賭けるのではなく、時間と銘柄に分散して投資することで、値動きの荒さに振り回されにくくなるのです。

「儲かる人はずるい」の誤解

投資を始める前の私は「儲かっている人=元々お金持ちの人」と思っていました。 元手が多ければ値上がり幅も大きいだろうし、投資の本を書いている人も大企業勤めや事業主ばかり。 「田舎の会社員の私とじゃ、そもそも土台が違う」と僻んでいたのです。

でもあるとき、職場の同期が投資で資産を増やしていると聞きました。 私と同じくらいの給料なのに、コツコツ積立を続けているだけで成果が出ている。 その話を聞いて「私にだってできるかもしれない」と考えが変わりました。

実際、儲かっている人には、特別なお金持ちだけではなく、毎月一定額を積み立てる「普通の人」もいます。 例えば「毎月1万円を20年積み立てる」だけでも、利回り3%なら約300万円、5%なら約400万円以上になります。 (参考:金融庁「NISA特設サイト」シミュレーションより)

派手な話題にはなりませんが、地道な積立こそが長期的な資産形成の王道です。 儲かる人がずるいのではなく、仕組みを理解して続けているだけなのです。

派手な話題にはなりませんが、地道な積立こそが長期的な資産形成の王道です。 儲かる人がずるいのではなく、仕組みを理解して「続けている」だけなのです。

投資の本質とは?

投資の本質は「お金を働かせること」です。 私たちが企業の株を買うと、その資金は企業の事業拡大や研究開発に使われます。 企業が成長すれば利益が増え、配当や株価上昇という形で投資家に還元される。 つまり、企業や経済の成長の恩恵を一緒に受け取る仕組みが投資なのです。

もちろん未来は不確実ですし、短期的には値下がりもあります。 でも長期的にみれば、世界経済は人口増加や技術革新によって成長を続けてきました。 過去のリーマンショックやコロナショックのように一時的に暴落しても、数年単位で回復しているのが歴史の事実です。 この「大きな流れに乗る」ことが、ギャンブルとの最大の違いです。

私の最初の実感

私自身、最初は少額の積立から始めました。 毎月5,000円だけインデックス投資信託を買うところからのスタートです。 最初の数か月は「これで本当に増えるの?」と半信半疑でした。 でも半年、1年と続けるうちに、少しずつ含み益が出てきました。

大金が一気に増えるわけではありません。その時はたった数千円でした。 それでも「お金が働いて増える」という体験をしたとき、投資はギャンブルではないと実感しました。 特別な才能もずるい情報も必要なく、ただコツコツ積み立てるだけで結果が出ることに驚いたのです。

まとめ|投資は仕組みを理解して続けるもの

投資はギャンブルではありません。 ギャンブルは一発勝負で期待値がマイナスなのに対し、投資は長期・分散・積立によって期待値をプラスにする仕組みです。 「儲かる人=ずるい人」ではなく、仕組みを理解して続けている人が成果を出しています。

私も最初は不安でいっぱいでしたが、実際に少額から始めてみて「投資はギャンブルとは違う」と確信しました。 もし今「投資って怖い」と思っているなら、まずは仕組みを知ることから始めてみてください。 そして少額でもいいので続けてみることで、きっと同じように実感できるはずです。

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